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セキュリティ面で理解してもらえた事例

巷にある音声認識アプリは基本的に、音声認識データはクラウドサーバーに置かれることが多いです。
これは音声認識の精度を高めるためであるが、しかし、これに対し難色を示す企業はとても多いです。
例えば「企業の機密データが漏れるのではないか」等の理由で難色を示すことが多いです。

そこで、このページではセキュリティ面で理解してもらえた事例を書いていきます。
※ここではUDトークまたはYYProbe・YY文字起こしを例にします。(今はこの3つが主流となっているため)

【UDトーク】

A社の事例

UDトークの導入にあたって、セキュリティ面に関して、以下のように企業機密が漏洩されない仕様であることを理解してもらえたことで導入が実現できた。

セキュリティ通信を行っていること
②UDトークが採用している高精度日本語音声認識エンジン「AmiVoice(アミボイス)」は株式会社アドバンスト・メディアが管理していること
③同社アドバンスト・メディアはコールセンターや銀行などとの取引実績を持っており、プライバシーポリシーがしっかりしているといえること
④UDトークの認識結果(ログ)の共有はQRコードなど限られた者しか見ることができない仕様になっていること
⑤有料プランでは音声データを保存しないこと。


B社の事例


セキュリティといえばTeamsなど会社で使うアプリも結局はサーバーに音声情報を送っていることから、何もセキュリティに不安を感じるのはUDトークだけではないということを理解してもらえた。


【YYProbe、YY文字起こし、YYデスクトップ字幕】

A社の例

まずお試しとしてアプリごとにどんなことができるのかの説明を自分の部署向け、また、人事部や総務部向けに行なった。
その後、上司から株式会社アイシンにお問い合わせしていただき、セキュリティについて納得してもらった上でトライアル登録をしてもらった。


B社の例

普段から上司や周囲の方々と話すときに積極的にYY文字起こしやYYProbeを使うようにした。
その結果、上司や周囲の方々も自分のスマホにYYアプリを入れてくださるなど慣れてきて業務でも使うようになった。
その後、上司から「業務でも使うようになっているから登録したいね」と言って下さり、上に掛け合ってくれた。
その際セキュリティが不安だというお話を受けたが、TeamsやUDトークなどほかの音声認識アプリも同じだというお話をすると納得いただけた。


まとめ

 

全般的にどんな音声認識アプリでも、「実際に使ってその目で見てもらう」ことが大事だと考えています。
口だけで「使いたいから許可お願いします」と言っただけでは、却下されることも多い(会社も当然自社からお金を出すことになるのと、また、仕事上機密情報が洩れたら会社としての信用を失うため)ので、お願いする立場としては

  1. 使いたいアプリの規約をしっかり確認し、把握する
  2. アプリを実際に使ってもらう機会を作る
  3. 同じチームの人や上司など身近なところから働きかけ、皆にも使ってもらいその良さを実感してもらえるようにする

といったことを基本として動いていくと良いでしょう。