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音声認識アプリとは

ここでは、「音声認識アプリとは?」の説明をします。

人と人とのコミュニケーションを考える

現在、聴覚障害者(ろう者・難聴者)と聴者(耳が聴こえる人)とのコミュニケーション方法はいくつかあります。
その中でも皆さんがパッと思いつくのが

  • 読唇
  • 手話
  • 筆談

だと思われます。
それではここから、読唇・手話・筆談それぞれの簡単な説明とメリット/デメリットを解説していきます。

読唇とは

読唇とは、「相手の口の形を読みながら相手の言っていることを把握する」という方法です。
この読唇のメリット/デメリットを以下まとめました。

メリット デメリット
筆談や手話をせずとも相手の話が分かる

  • 相手にゆっくり、はっきり口の形を大きく開けて話してもらう
    必要がある

  • 100%分かるわけではない

  • 口が読み取りやすい人/読み取りにくい人が存在する

    ため全ての人に有効な手段ではない
  • 慣れている人でないと読み取れないこと多いため、めて対面の人の口を読み取るの不安を感じる
  • 集中て口を見なといけないため、長文の読み取り、例えば
    会議などでの上司のお話の読み取りは大変なことが多い

    長文は読み取れないことが多いある
    (挨拶程度の短文であれば可能なことが多い)

  • 読み取る際集中力が必要なため、仕事で一日中口の読み取りを
    しているとそちらにエネルギーを取られ疲れてしまうことがある

  • 知らない単語や知らない話はほぼ読み取れないことが多い

このように、読唇は100%完璧な方法ではなく、また、聴こえない方々とっては負担が大きいやり方だとも言えます。
まれに、どんな人の口でもどんなに早く話しても読み取れる人が存在しますが、そういう方は非常に少ないです。

筆談とは

筆談とは、「紙などに自分の言いたいことを文字に書いて伝える」という方法です。
これには他にも「パソコンのメモ帳やチャットなどに文字を打って伝える」「スマホのメモ帳に文字を打って伝える」なども筆談に含まれがあります。
この筆談のメリット/デメリットを以下にまとめました。

メリットデメリット

お互いに確実に自分の言いたいことを伝えることができる

手話を知らない方々が聴こえない方とお話する時のハードルが下がる

  • 字を書くことに慣れていない人にとっては時間がかかる
  • 筆談を頼んでも、字が汚いからと断られることがある
  • 長文の場合は省略して書くこともあるため、伝わる情報が断片的になりやすい
  • 相手を待たせないようにと気を使って早く書かないといけないと焦ってしまう
  • 腕が疲れる

今は紙ベースでの筆談より、例えばチャットでのやり取り、スマホやPCを使ってのやり取りがスタンダードになってきています。
そのため、昔ほど筆談に抵抗感がなくなってきていると思われます。
また、タイピングやスマホのフリックに慣れている方は筆談への壁を感じることが少なくなっているという状況も増えてきています。

手話とは

手話とは、「手や表情、体全体を使って話す」方法です。
また、手話は一つの言語としても認識されています。

この手話のメリット/デメリットをまとめてみました。

メリット デメリット

目で見て分かるためストレスが少ない

筆談と比べて情報伝達スピードが速く、読唇よりも確実に相手の言いたいことが分かる/言いたいことを伝えられる

  • 相手が手話を知らない場合は会話が難しい
    (身ぶりなどでカバーする必要があることも)

  • 相手から「手話を覚えるのは大変」と抵抗感を持たれることがある

 

 

手話はどんな人にとっても確実に相手に自分のお話を伝えられる・また、相手のお話が目で見て分かる方法とも言えます。
聴こえない方々同士でお話する時も、例えば障害が軽くてある程度人のお話が聴きとれる人と、障害が重くて人のお話が聴きとれない人がお話するとして、障害が軽い人が手話を知らない場合、お互いに同じ障害を持っているのに共通した言語がなくコミュニケーションがとりにくくなることがあります。
しかし、手話を知っていればお互いに同じ障害を持つ人同士スムーズなコミュニケーションが可能になります。
また、手話を知っていれば手話通訳を頼むことも可能です。

音声認識とは


手話にも筆談にもそれぞれデメリットは存在します。